ACL2017展望(西地区編)

いよいよ今月から始まるアジア・チャンピオンズリーグ2017。日本勢(鹿島、浦和、川崎、ガンバ)の目標はもちろん優勝だろう。

巷では今年も大型補強を敢行した中国クラブ、毎年安定したパフォーマンスを見せる韓国クラブら「グループステージを戦うライバル」に関するニュースを多く耳にする。だがACL決勝で対戦するのは彼らではない。そう、西アジアのクラブなのだ。

そこで今回は「日本勢最後の敵」となるであろう西地区のグループ展望を予想してみた。各クラブには日本ゆかりの選手や監督、欧州リーグで活躍した選手達が多く在籍している。ACLに出場しないクラブのサポーターの方もフツーのサッカーファンの方も、皆が楽しめる内容となっている。ぜひご覧ください。

 

グループA

アル・アハリ・ドバイ
(UAE)

ロコモティフ・タシュケント
(ウズベキスタン)

アル・ターウン
(サウジアラビア)

エステグラル・テヘラン
(イラン)

 

<展望>

一昨年のファイナリスト、アル・アハリ・ドバイが中心のグループになりそう。昨年ベスト4に進出したウズベクの雄ロコモティフ・タシュケント、初出場のアル・ターウン、イランの名門エステグラル・テヘランは三つ巴の争いが予想される。

 

<アル・アハリ・ドバイ>

昨シーズンのUAEリーグ王者。チームを率いるのは2000年に当時のジェフ市原でDFとしてプレーしたルーマニア人のコズミン・オラロイ氏(47)。

 

ブラジル代表MFエヴェルトン・リヴェイロ(27)、「日本キラー」ことUAE代表FWアーメド・ハリル(25)、上海上港からレンタル中のガーナ代表FWアサモア・ギャン(31)ら西アジア屈指の豪華な攻撃陣を擁し、更に今冬はアル・ダフラで孤軍奮闘していた元セネガル代表FWマヘテ・ディオップ(28)を電撃獲得。身体能力抜群のストライカーがまた一人加わったことで多彩な攻撃パターンが追加された。

彼らの唯一の弱点はディフェンス陣。天津权健に引き抜かれた韓国代表DF/MFクォン・キョンウォン(25)の穴が埋まるかが飛躍のポイントだ。

 

 

ロコモティフ・タシュケント

昨シーズンのウズベク・リーグ王者。ウズベキスタンの国営鉄道会社が運営するクラブであり、近年国内外の大会においてブニョドコル、パフタコールら国内の強豪クラブと対等に肩を並べる活躍を見せている。
前回大会はベスト16でサウジアラビアの名門アル・ヒラルに勝利。アル・アインに敗れたものの、見事ベスト8に輝いた。

 

その活躍もあり、今シーズンはウズベキスタン代表FWテムルフジャ・アブドゥホリコフ(25)ら主力選手が他の西アジアクラブへ流出。一番の痛手はウズベキスタン代表の重鎮MFセルゲル・ジェパロフ(34)。あろうことか今年1月にグループリーグで同組に入ったエステグラル・テヘランへ移籍してしまった。
※ジェパロフのその後はエステグラルの項目にて記述

昨シーズンほどの躍進はあまり期待できないが、GKイグナティ・ネステロフ(33)、MFティムル・カパーゼ(35)ら長年ウズベキスタン代表をけん引するベテランは未だに健在。グループ突破のカギは昨年途中に鳴り物入りで加入するも期待外れに終わったトルクメニスタン代表FWアルトゥール・ゲヴォルキアン(32)。果たして本番までに本調子を取り戻せられるか。

 

 

アル・ターウン

サウジアラビア中部に位置するブライダ市を本拠とする中堅クラブ。近年はあまりパッとしなかったが、昨シーズンのサウジアラビア1部リーグで4位と大躍進。クラブ史上初となるACL出場権を手にした。

しかし昨夏にポルトガル人指揮官ホセ・ゴメス氏(46)、「フリーキック・マスター」ことサウジアラビア代表MFアブドゥルマジェド・アル=ルワリ(30)、元カメルーン代表FWポール・アロオ(32)ら主軸が国内や他の中東クラブへ流出。彼らの移籍金で代替選手を補強するも、波に乗れないシーズンを送っている。

現在はかつてスペイン1部のエスパニョールなどを率いたルーマニア人指揮官コンスタンティン・ガルカ氏(45)の元、チームの立て直しの真っ最中。注目は今年1月にフランス2部リーグのスタッド・ラヴァルから期限付き移籍で獲得したフランス人FWアラサン・エンディアエ(25)。同じく1月に加入した元ルーマニア代表MFルチアン・スンマルテアン(36)とのコンビが機能すれば番狂わせも期待できる。

 

 

エステグラル・テヘラン

イランサッカー界を代表するクラブ。クラブカラーは青で、同じく名門のペルセポリス・テヘラン(クラブカラーは赤)との「テヘラン・ダービー」はアジアサッカー界屈指の熱気を誇ることで知られる。

 

昨シーズンはまさかのリーグ3位。今シーズンは2013年に川崎フロンターレでプレーしたブラジル人DFロブソン(22)らを補強するも、現在首位のペルセポリス・テヘランに勝ち点13差の3位と元気がない。

巻き返しを図ろうと今冬はロコモティフ・タシュケントからウズベキスタン代表MFセルゲル・ジェパロフ(34)、マシン・ザジ・ダブリーズからイラン代表MFアンドラニク・ティムリアン(33)を獲得。ところがその直後にかつて所属したモロッコ代表MFアディル・チヒ(28)への給与未払いが発覚。FIFAから今冬の補強禁止処分を受けてしまう(その後ジェパロフは同リーグのセパハンへ、ティモリアンはナフト・テヘランへそれぞれ移籍)。プレーオフでは元スペイン代表MFシャビ(37)擁するアル・サッドを下すも、課題は山積みだ。

 

 

グループB

エステグラル・フーゼスターン
(イラン)

アル・ジャジーラ
(UAE)

レフウィヤ
(カタール)

アル・ファテー
(サウジアラビア)

 

<展望>

現在UAE1部リーグ首位を走るアル・ジャジーラ、同じくカタール・スターズリーグ首位のレフウィヤの突破が有力。イラン王者エステグラル・フーゼスターン、久々のACL出場となったアル・ファテーはリーグ戦で苦戦中。前述の2チームと比較すると大きく戦力値が落ちる。

 

 

エステグラル・フーゼスターン

イラン西部の都市、アフワズに本拠を置く地方クラブ。これまで表立った成績を残したことがなかったこのクラブが脚光を浴びたのは昨シーズン。なんと並み居る強豪クラブを押しのけ、見事イラン1部リーグ優勝を達成してしまったのだ。その躍進は当時イングランドで似た快挙を成し遂げたクラブになぞられ、以後「イランのレスター・シティ」と呼ばれることが多くなった。

「奇跡の優勝」以降はグループAのアル・ターウンと同様、草刈り場と化した印象。イラン人指揮官アブドゥラー・ヴェイシ氏(46)、ブラジル人GKフェルナンド・リヴェイロ(32)、イラン代表FWラヒム・ゾハイウィ(27)らが次々と移籍。現在行われているリーグ戦でも中位を彷徨っており、かつての勢いはほぼなくなってしまった。

グループ突破のカギとなるのは既存戦力の奮起か。当時の躍進を支えたのはモハメド・タイェビ(30)、ダニエル・マヒニ(23)の両イラン代表DFの粘り強い守備からのカウンター攻撃。番狂わせを起こし、ACLの舞台でも「奇跡」を起こせられるか注目だ。

 

 

アル・ジャジーラ

昨シーズンのUAEカップ王者。アジアでのタイトルこそないものの、今シーズンはアジア制覇に向け積極的な補強を敢行。近年安定した成績を残すUAE勢の中でも今最も勢いのあるクラブだ。

チームを率いるのはかつてバルセロナなどで助監督を務めたオランダ人指揮官ヘンク・テン・カテ氏(62)。彼が標榜する両ウィングを起点とする幅の広いサッカーが功を奏し、今シーズンは順調に勝ち点を重ねている。

 

チームのエースはUAE代表でも活躍するFWアリ・マブフート(26)。中東屈指のスピードとドリブル突破を誇るアタッカーを、モロッコ代表MFムバラク・ブスファ(32)が後方からサポートする。今冬に全北現代から加入したMFレオナルド(30)ら新戦力も順調にクラブの戦術にフィット。UAE代表DFファレス・ジュマー(28)、ロンドン五輪でのプラカード騒動で物議を醸した韓国代表MFパク・ジョンウ(27)らで構成されるディフェンス陣も盤石。今のところ穴らしい穴は見当たらない。

 

 

レフウィヤ

昨シーズンのカタール・カップ王者。13‐14、14‐15シーズンはスターズリーグ連覇を果たしており、アジアでの経験も豊富である。

 

チームのエースはかつてスペイン1部リーグのグラナダで活躍したモロッコ代表FWユセフ・エル=アラビ(30)。リーグ戦ではここまで3度のハットトリックを含む21得点(15試合)と大爆発中。ACLでもその攻撃センスは大きな脅威となるだろう。また「韓国のメッシ」こと韓国代表MFナム・テヒ(25)も健在。クラブ在籍5年目を迎え、鋭いドリブル突破を武器に攻撃陣のけん引役を担う。

かつてモロッコ代表に召集された経歴を持つカタール代表GKアミン・ルコント(26)、そのルコントらと代表で正GKを争うセネガル出身のGKカシム・ブーラン(31)、ブラジル出身で2013年にカタール国籍を取得したMFルイス・ジュニオール(28)、同じく2013年にカタール国籍を取得したアルジェリア出身の長身MFカリム・ブディアフ(26)、ガーナ国内で将来を嘱望されながらも若くしてカタールへ渡ったFWモハメド・ムンタリ(23)など、国外出身者が多数を占める「外様集団」。目指すは悲願のアジアタイトルだ。

 

 

アル・ファテー

リーグ3位のアル・イテハド・ジェッダがクラブの法務・財務部門でACLライセンスを取得出来なかったため、リーグ5位ながら「棚ボタ」でPO権を果たしたサウジの中堅クラブ。POではウズベキスタンのナサフ・カルシを下す波乱を巻き起こした。

しかし現状は非常に厳しい。今シーズンは開幕直後から低空飛行が続き、現在はなんと降格圏内の13位。事態を打開しようと選手を大幅に入れ替えたクラブの決断は吉と出るだろうか。新戦力の元チュニジア代表MFアブデルカデル・ウェスラティ(25)らが活躍出来なければACL躍進はおろか、2部リーグ降格も現実味を帯びそうだ。

 

グループC

アル・アハリ・ジェッダ
(サウジアラビア)

ゾブ・アハン
(イラン)

アル・アイン
(UAE)

ブニョドコル
(ウズベキスタン)

<展望>

サウジアラビア1部で安定した成績を残し、”怪物”FWアル=スーマ擁するアル・アハリ・ジェッダ、”天才”MFオマール・アブドゥルラフマン擁するアル・アインがグループ突破の大本命。ゾブ・アハン、ブニョドコルは曲者クラブとして番狂わせを狙う。

 

 

アル・アハリ・ジェッダ

サウジアラビアを代表する名門クラブの一つ。今回はサウジ王者の称号を引っ提げ、2年連続グループステージ敗退の汚名返上に燃える。

チームの絶対的エースはシリア人FWオマール・アル=スーマ(27)。193㎝の長身を生かしたヘディングやポストプレーの他、無回転FKや弾丸ミドルなど多種多彩なゴールパターンを持ち、ここまでサウジリーグ通算60試合67ゴール。シリア協会とのトラブルにより代表シーンには姿を表さないが、今や誰もが認める「中東No.1ストライカー」だ。

 

この大エースを「ギリシャのメッシ」ことギリシャ代表MFヨアンニス・フェトファツィディス(26)、サウジアラビア代表MFムスタファ・アル=バッサス(23)、イラク代表MFサアド・アブドゥルアミール(25)ら個性豊かな2列目が支える。DFオサマ・ハウサウィ(32)が抜けたディフェンス陣とここ一番での勝負弱さを乗り切れられるかが決勝進出のカギとなるだろう。

 

 

ゾブ・アハン

過去何度もJクラブと対戦したセパハンと同じイラン中部の都市、イスファハーンを本拠とするクラブ。前回大会は強豪レフウィヤを押しのけグループステージを見事1位突破。ベスト16でこの後紹介するアル・アインに敗れている。

絶対的なエースこそ不在だが、イランカップを2連覇した勝負強さは本物。大ベテランのMFメフディ・ラジャブザデー(38)、MFガセム・ハダディファル(33)ら地味ながら経験豊富なベテラン選手の元、前回同様「曲者クラブ」として波乱を巻き起こしたい。

 

 

アル・アイン

前回大会のファイナリスト。決勝では優勝した全北現代をあと一歩まで追い詰めるも、ブラジル人FWドウグラス(30)のPK失敗が尾を引き、ホームの地で涙を飲んだ。 クラブの中心は引き続きUAE代表MFオマール・アブドゥルラフマン(25)。「天才」と評されるボールテクニックやパスセンスに加え、近年はゴールへの意識も増した。左サイドで特大の違いを作り出すブラジル人MFカイオ(22)、負傷から復帰したUAE代表MFアメル・アブドゥルラフマン(27)ら中盤の構成力に関しては西アジア屈指の陣容を誇る。

 

彼らの課題はチームマネジメントと絶対的なストライカー不足だ。2月に就任したクロアチア人指揮官ゾラン・マミッチ氏(45)の元、再び動き出したチームだったが、2/9のリーグ戦で格下のディーヴァ・アル・フジャイラ相手に1-2で敗戦。リーグ優勝は極めて難しい状況となった。ドウグラスに代わり1トップを務めるサウジアラビア代表FWナセル・アル=シャムラニ(33)も未だノーゴール。このままチーム作りに手間取っていると思わぬ肩透かしを食らう可能性も十分ありうる。

 

 

ブニョドコル

2000年代後半からアジアサッカー界で輝き続けるウズベキスタンの強豪クラブ。近年はやや成績を落としているが、アジアでの勝負強さは健在。今大会もPOでマリ1代表MFセイドゥ・ケイタ(37)擁するアル・ジェイシュ(カタール)相手に激闘の末勝利し、10年連続の本大会出場権を獲得した。

 

ここ数年はほぼ毎年のように主力を他クラブに引き抜かれており、今シーズンも元クロアチア代表DFユリチャ・ブリャト(30)がライバルのパフタコール・タシュケントへ、日本人佐藤穣(25)がカタールのムアイザルSCへそれぞれ移籍。苦戦は必至だが、FKブハラから獲得したモルドバ代表FWヴァディル・セミルタン(29)、ウズベキスタン期待のタレントFWエルドル・ショムロドフ(21)らの奮起に期待がかかる。

 

 

グループD

アル・ラーヤン
(カタール)

アル・ヒラル
(サウジアラビア)

ペルセポリス・テヘラン
(イラン)

アル・ワフダ・アブダビ
(UAE)

<展望>

歴史と伝統のあるクラブが揃った今大会屈指の「死の組」。経験豊富なベテラン選手達が繰り広げる白熱した戦いには要注目。また4クラブ中3クラブの指揮官が日本と縁を持っており、日本のサッカーファンにとっては一番興味を引きやすいグループである。

 

 

アル・ラーヤン

昨シーズンのカタール・スターズリーグ王者。3年前に2部リーグ降格を経験するも、圧倒的な成績を見せ1年で1部復帰。翌年の1部でも違いを見せつけ昇格1年目ながらリーグ優勝を達成した「不屈の名門クラブ」だ。

昨年9月に2部時代からクラブを支えたウルグアイ人指揮官ホルヘ・フォッサーティ氏(64)がカタール代表監督に就任。後任にはかつてヴィッセル神戸などでプレーしたデンマーク人指揮官ミカエル・ラウドルップ(52)が就任した。

 

チームをけん引するのは日系ブラジル人ながらカタール国籍を取得したMFロドリゴ・タバタ(36)、エスパニョールで活躍した元スペイン代表FWセルヒオ・ガルシア(33)、ウルグアイから帰化したカタール代表FWセバスティアン・ソリア(33)らベテラン陣。代表チームでも活躍するタバタやソリアのコンディション管理がクラブ躍進のキーポイントとなりうるだろう。

 

 

ル・ヒラル

言わずと知れた中東を代表する名門クラブ。サウジリーグでは13回の優勝を誇るが、アジアレベルでは2000年のアジアクラブ選手権での優勝以来タイトルから遠ざかっている。前回大会はベスト16でウズベキスタンの伏兵ロコモティフ・タシュケント相手にまさかの敗戦。今大会は各セクションに代表クラスの選手を揃え、盤石の体制で挑む。

5年振りに帰還したDFオサマ・ハウサウィ(32)、MFアブドゥルマジェド・アル=ルワリ(30)、マジェド・アル・ナジュラニ(23)ら異例ともいえる大補強を行ったヒラルだが、一番の補強はアルゼンチン人指揮官ラモン・ディアス氏(57)だろう。Jリーグ初代得点王としても知られる百戦錬磨の彼が勝者のメンタリティーを植え付けたことで成績が急上昇。クラブが長年抱えてきた「ここ一番での勝負弱さ」が解消されつつある。

 

サウジアラビア代表MFナワフ・アル=アビド(27)、加入以来不調気味だったブラジル人FWレオ・ボナティーニ(22)ら攻撃陣もディアス就任以降復調の気配が。選手層では西地区屈指。難敵揃いのグループD中でも頭一つ抜けた存在だ。

 

 

 ぺルセポリス・テヘラン

グループAで紹介したエステグラル・テヘランと共にイラン・サッカー界をけん引する名門クラブ。歴代のイラン代表選手が在籍するクラブ事業の他、2013年にはイラン初の体育大学「ペルセポリス大学」を開校。公式TVチャンネル、飲料、レストラン運営も手掛けるなど多種多様な活動でも知られている。

 

アル・ヒラルと同様に国内の代表選手が多く在籍する。中でも注目はセンターラインまで届く驚異的なスローイング力を持つイラン代表GKアリレザ・ビランファンド(24)、昨シーズ、リーグ得点王に輝いたイラン代表FWメフディ・タレミ(24)。働き盛りの若手選手をイラン代表で長年主力として活躍するDFジャラール・ホセイニ(35)、元ウクライナU-21代表DFオレクシー・ポリャンスキー(30)ら経験豊富なベテラン陣が支える陣容は高い安定度を誇る。

 

チームを率いるのはイラン代表監督として2006年ドイツW杯に出場したセルビア人指揮官ブランコ・イヴァンコヴィッチ氏(62)。今年1月には代表選手が参加する国内合宿の日程についてカルロス・ケイロス現イラン代表監督(63)と真っ向から対立し話題を呼んだ。昨シーズンはリーグ2位に終わったものの、現在は2位に大きく差をつけ首位を独走中。「イランサッカーの重鎮」の元、1991年以来のアジアタイトルを目指す。

 

 

アル・ワフダ・アブダビ

UAEの首都アブダビを本拠とするクラブ。昨シーズンはリーグ3位に入り、POでヨルダンのアル・ワフダードを下し本大会出場を決めた。 この躍進の立役者は監督を務めるメキシコ人指揮官ハビエル・アギーレ氏(58)。日本代表監督解任から約5ヵ月後に就任したワフダでは持前の熱い指導法で選手達のハートを掴んだ模様。副審に暴力を振るうなど熱くなるクセは相変わらずだが、頻繁に監督交替が起きるUAEサッカー界でも評価を確立している。

 

アギーレ氏と共にクラブを支えるのがUAE代表FWイスマイル・マタル(33)。2003年に行われたU-20W杯でMVPを受賞したUAEサッカー界の伝説的選手で、昨年代表に召集された際にMFオマール・アブドゥルラフマン(25)が進んで10番を譲ったというエピソードも。元チリ代表MFホルヘ・バルディビア(33)、ハンガリー代表MFジュジャーク・バラージュ(30)、アルゼンチン人FWセバスティアン・タグリアブエ(31)らと魅惑的な攻撃陣を形成する。

久々にアジアの舞台に戻ってきたことで監督・選手のモチベーションは高い。名門揃いのグループだが、旋風を巻き起こせられるか。

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